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歴史に残る珠玉の名作 - ドラマ「芋たこなんきん」
▼作家・田辺聖子の自伝的ドラマ

3月末までの半年間、私は毎朝NHKの連続ドラマをみていました。
藤山直美さん主演の「芋たこなんきん」です。
作家田辺聖子さんの半生を描いたこのドラマは主人公花岡町子がかもかのおっちゃんこと徳永健次郎と出会い、結婚し、彼の5人の連れ子と共に生活しながら大阪の下町で健やかに作家生活を送っていくというものです。

▼藤山直美の存在感

はじまったころは朝の連ドラを見る習慣がなく、目覚ましテレビをみてました。
けれど、何気につけたNHKから聞こえて来る親しみのある方言。
あれ?と思ってみてみると、藤山直美さんがテレビの中で彼女独特の存在感を放っていました。
関西人でも舌を巻く饒舌なセリフまわしとテンポよい会話。
一気にひきこまれました。

▼こんな私でも見続けられたのは

それからはほぼ毎日かかさず見るようになりました。
実は私、ドラマを滅多に見ないのです。1時間見続けるというのが苦手で、まともに見たドラマというものがほとんどありません。
そんな私が見続けられたのは、毎朝15分だけ、という短時間の連続物、さらには藤山直美さんの饒舌な台詞回し、國村隼さん演じるかもかのおっちゃんのひょうひょうとした人物像が魅力的だったおかげでしょう。
▼朝から号泣!?

このドラマは基本藤山直美さん演じる町子先生の身の回りでおきる色とりどりの楽しくてわくわくする出来事を描いているのですが、後半に近づくにつれて、その中にもホロリとさせるストーリーが頻繁に組み込まれてきます。
その演出、そして藤山直美さんの演技力が素晴らしくて、私はしょっちゅう朝から泣いてました。悲しくてというより、感動して、とかです。
でも、本当に最後のほうはかもかのおっちゃんにまつわるエピソードで悲しくて切なくてでも、心が愛情に包まれていて、なんともいえない気持ちになってかなり泣きました。
せっかく化粧してても泣いて崩れてしまうのです。時間のない朝に、です。
マスカラ塗りながら泣いたりして、もうてんやわんやでした。

▼町子先生と秘書の矢木沢さん


この物語の途中で重要な役割を担う女性が現れます。
それは秘書の矢木沢さん。いしだあゆみさんが演じているのですが、この方は単なる秘書という役割を越えて、徳永家で町子先生だけではなく徳永家の家族全員と深く関わっていきます。
その関係性は、親友のようでもあり、親子のようでもあり、姉妹のようでもあり、そしてちゃんと作家と秘書でもあるのです。
町子先生とかもかのおっちゃんの夫婦愛だけならほかにも似たような作品はあったでしょう。しかし、この作品では作家と秘書の関係も深く掘り下げ、仕事におけるかけがえのない相棒の大切さを示しています。

▼町子先生とかもかのおっちゃんみたいな夫婦になりたい

前述した作家と秘書という関係性において掘り下げた点も素敵でしたが、このドラマでやっぱり中心に据えられていたであろうテーマは、主人公二人の夫婦愛でした。
緩やかに流れゆく時の中でお互いのその存在だけで、気持ちが和らぎ、そして癒されるという絶妙な愛の形。
これは若い夫婦には表現できない素晴らしいものだったと思います。
何度ドラマの中のこの夫婦に憧れたことでしょう。
こんな夫婦になりたい!と強く思うことのできる理想像をテレビの中に久しぶりに見た気がします。

▼DVDBOXがでたら買います

このまえおわったばかりなので、DVDがでるかどうかさえもわからず、さらには朝の連ドラ史上3番目のワースト視聴率ということで、心配なのですが、もしDVDBOXがでたら絶対買いたいです。
特典にかもかのおっちゃんと町子先生、その他のキャストの方の対談とかあったらなおのこと買います。

▼現在放映中の朝の連ドラが・・・

あまりにも芋たこなんきんがよかったせいか、今放映中の朝の連ドラが「朝の連ドラ、しかも東京制作にありがちなシチュエーション、演出」すぎて私にはあわず、ちょっと見てません。
若い主人公がありえないセリフや演出にふりまわされているのが辛いのです。
半年後の大阪放送局制作に期待します。

ということで、芋たこなんきん、ほんまめっちゃよかった。
藤山直美さんと國村隼さんの会話が大阪ではあたりまえのように聴くことの出来る会話になってたから、東京やのに、大阪にいてるみたいやった。
ほんまおおきにです。
こういうドラマに出会えて私はほんまうれしかったです。
| 23:07 | ドラマ | comments(0) | trackbacks(1) |
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| あのドラマに夢中! | 2007/07/30 20:32 |
芋たこなんきん『芋たこなんきん』(いもたこなんきん)は、NHK朝の連続テレビ小説の2006年度下半期の作品である。シリーズ通算第75作目。2006年10月2日より2007年3月31日まで全151回にわたって放映される予定。脚本は長川千佳子、原案・題字は田辺聖子で、田辺の自伝的