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スラムドッグ$ミリオネア
評価:
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コメント:主人公役の男の子は実際にヒロインとつきあっているらしいよ。

アカデミー賞発表前に 試写会で観たんですが、確かによくできています。
タイトルがミリオネアだから、あのクイズ番組に関係しているのかなって思ったらまさにそうで。
それだけ聞くとなんかおもしろくなさそうなんですが、クイズミリオネアと主人公の人生が見事にシンクロしててうまいんですよね。まぁ実際にはこんなうまいことクイズの質問が自分の知っていることばっかりではないと思いますが、100%ないとはいえないわけですしね。

今回、物語の舞台はインド。
しかも主人公はスラム街の出身です。
スラム街でいかにこどもが生き延びるか、それは日本の子どもには考えも及ばないくらい過酷なものです。だけど、子どもって適応能力に長けているのか、自分が置かれた状況に即して生きていくすべを見つけているのです。
主人公も、孤児となってから兄と2人でたくましく生きていきます。
その生きていくための術が彼の知識の全てですが、彼の知識は決して学力というものさしでは測れない奥深いものです。
その知識がまさかこんなクイズ番組で役に立つとは本人も思い描かなかったことでしょう。
そもそも、主人公は学力や知識に自信があったわけではありません。
ただ、幼い頃にであった美少女に再び会えることを願って主人公はテレビに出るわけです。
そのあたりの手法は他の映画でもありがちではあるのですが、この映画ではその特に斬新でもない手法の中にキラリと光る何かがあるのです。
ダニー・ボイル監督にあらかじめそのような意図があったのかは知りませんが、ありがちなようでありがちではないこの物語をスラムの現実をベースにすることで、リアリティのある現代のおとぎ話たらしめたのは賞賛に値するでしょう。

アカデミー以外にもこの作品は多くの受賞歴があります。
しかし、アカデミーでの第81回アカデミー賞最多ノミネートはデヴィッド・フィンチャーの「ベンジャミン・バトン数奇な人生」だったことから、「スラムドッグ〜」はとらないのでは?という憶測さえでていました。
しかしふたをあけてみると圧倒的なまでの「スラムドッグ〜」の受賞。
「ベンジャミン〜」は主要部門に軒並みノミネートされていたのに、主要部門ではひとつもオスカーを受賞することは出来ませんでした。
コダックシアター全体の雰囲気がアカデミー賞の途中から明らかに「スラムドッグ〜」のものとなっていたのは、素人目で観ても顕著でした。
これはなにも「ベンジャミン〜」が駄作だったというわけではなく、アカデミー賞以外の賞での実績、そしてそれ以上に、単なるおとぎ話ではなく、インドのスラム街の現実をまざまざと見せつけながらもそこに輝く夢や希望をすがすがしいまでに描ききったダニー・ボイルの手腕を評価してのことでしょう。

日本でもクイズミリオネアは不定期ではありますが、放送されていたことから、なじみの深い題材でもあるので、公開すればヒットはまず間違いないのではないでしょうか。

どなたかもブログで書いておられましたが、物語が終わった後も、席を立たずに最後まで必ずみてください。
ダニー・ボイル監督がボリウッドといわれるインド映画界に対して敬意を表したステキなエンディングが待ち受けています。
| 18:12 | 映画 | comments(0) | trackbacks(2) |
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| ガンダムvsガンダム iso | 2009/02/27 06:28 |
椿山・ハラカナさん・映画「スラムドッグ$ミリオネア」「スラムドッグ・ミリオネア」 8部門のオスカー受賞!!インド、ムンバイ スラムドッグ$ミリオネア
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